VERTICAL LIMITER(バーチカルリミッター)

現在のスピニングリールは専用設計化により高性能なドラグマテリアルや様々なシステムの組み合わせにより計り知れないポテンシャルを持っています。
しかし、スピニングリールのスプールは片方軸受けという概念がドラグシステムの進化をストップさせていました。
STUDIO Ocean Markでも様々なドラグチューニングを施してきましたが、スプールが片軸受けのスピニングリールはベイトリールに比べドラグの絶対的なスムース性が劣ります。
STUDIO OceanMarkではスプールシャフトを軸受けするドラグノブにボールベアリングを配置し、スプール内蔵のベアリングと共にスプールを上下で支持することで両軸受け状態を成立させました。

HEAT DEVICE(ヒートデバイス)

プラスチック材のドラグノブでは、大型魚のランに耐えきれずメルトダウンすることがありました。
ヒートデバイスとして耐熱と排熱を両立させるために、高強度で熱伝導率の高いアルミ材A6061-T6のソリッドバー(無垢材)から筐体をマシンカットす ることで200℃を超える耐熱設計に加え、スプール内部の熱をドラグノブからも放出する全く新しい排熱設計を導入しました。
飾りではなく機能を求めるアングラーに応える究極のDRAG性能を実現します。

10ソルティガ専用のスプリングレート

10ST6500DNは純正からスプリングレートをアップ、10ST5000DNは純正と同じスプリングレートで調整幅のみをアップ、
10ST4000DNは従来のST4500DNからスプリングレートを変更せず調整幅をアップしています。

ノブの回転角度とドラグ力の変化

#6500 = ノブの回転90°毎にドラグ値が約2.5kgアップ（純正よりも回転量に対し早くドラグ力が上がります）
#5000 = ノブの回転90°毎にドラグ値が約1.5kgアップ
#4000 = ノブの回転90°毎にドラグ値が約500gアップ(純正は4kgまで、SOMは7kgまで調整が可能！！）

ニューデザイン

レーザーマーキングでSOMロゴをあしらったニューデザイン

10ST6500DNと10ST5000DNの見分け方

10ST6500DNと10ST5000DNはサイズが同じため見分けが付くように
10ST6500DNのボディーにはスリットが入っています。

耐久性能の見直し

内蔵のステンレスナットを大幅に強化し、ハイテンションドラグ時のナット飛びを防止！
スプリングのコーティングを見直し、自動車メーカーが採用するスプリング専用の表面処理を採用し錆を防止します。
ベアリングの防錆処理も更に進化し、高粘度のカルコングリースを塗布しました。

TEFLON COATING (テフロンコート)

ドラグノブの底面(スプールのドラグワッシャー接触面)には、テフロン加工を施しました。
滑り特性をアップさせることでグリースレスでもプラスチックノブと同等の締め込み易さを実現し、スムースなドラグ調整が可能です。

SPRING RATE (スプリングレート)

ドラグノブ内蔵スプリングはオリジナルと同じパワーに設定しました。
換装後もドラグノブ回転量とドラグパワー変化量は同じなので新しいノブに慣れる必要はなく、感覚の違いによる設定ミスもありません。